シナリオ構造・考察

以前Twitterで近いことを書いたのだが、まとめていないのでまとめよう。 エロゲには4つのシナリオ構造がある。キャラ別型、グランドエンド型、一本道型、ロック型である。 最近と今後にはキャラ別、グランドエンド、一本道の合いの子であるムカデ型というシナリオ構造も見られるようになった。 それぞれの解説はシナリオ構造を参照のこと。

結構勢いで書いたので要修正
あと趣旨がない

キャラ別型

一般的にキャラゲーと呼ばれるものが多く、大半のゲームがこれである。時間関係の矛盾を生みやすく、同じ12/25に片方のルートでは大雪が降り、もう片方のルートでは竜巻が来たりする。 ルートに突入したヒロインに集中して妙なイベントが続出する現象(通称:(ライターの)故意の病)も起こりやすいので、そんなこと気にしない萌豚クラスタには相性がいいが、重箱の隅をつつくことに快感を覚えるシナリオ厨を満足させるには難易度が高い。およそ難易度はヒロインの数に比例し、少ないとシナリオ厨も黙っていることが多い。

一本道型

ちょっと凝った作品にはこの型が多い。地味に絶滅危惧種である。キャラクターコンテンツというわけのわからないナンセンスな商業事情を抜けない限り同人作品以外では無理じゃないかと。シナリオ厨から評価は受けやすいが、萌え豚クラスタからはめんどうくさがられることも。

ロック型

あまり流行らない型。二週目キャラを用意したり、シナリオの都合上あるルートにロックをかけないといけない場合のみ存在する。全ルートロックの場合は一本道である。

グランドエンド型

一本道とキャラ別型のあいのこである。割と作品数も多く、支持を受けやすい方式である。萌え豚もシナリオ厨も喜ぶ解決策の一つ。しかし、重箱の隅は消えないので、他のキャラがないがしろにされてるなどの批判がある。しかしながら下火な意見であり、言ってる側もわりとどうでもいいと思っているし、言われた側も大して気にしてはいない。

ムカデ型

私は鍵型と呼んでいるがうろぶち御大にならいこれで共通認識を図りたい。共通があり、ヒロインAへの分岐、共通、ヒロインbへの分岐、…という型になっている。一本道とキャラ別とグランドエンドの要素を含む型であり、全体の満足度が高いが1人目のヒロインが空気になることもある。よく考えると、最終ルート以外なにも解決してないっこともある。

ルート格差について

グランドエンド型ででた、どうでもいい議論だが、"触れた"シナリオ厨にとっては死活問題である。なので次の様に考えてみた。 簡単に解説 まず、格差があるかないかの結論であるが、存在する。 なぜかというとルートに入るまでの作品のプレイ時間差が違うからである。作品を読んだ量がちがえば作品への理解度が変わる。この事前の理解度が少ないルートはルート上で使える伏線や感情変化などのギミックが少なくなるため、ないがしろにされた感じはでるだろう。 難しいかもしれない解説 格差は与えられた情報の量の違いに起因して存在する。グランドエンド直前までに与えられる情報量を1とすると、それ以外は1より小さく、ムカデ型ならば初期のヒロインは非常に少なくなる。 また、ロックを含むグランドエンドやムカデ型の場合、他のルートをクリアしている前提なので、最終ルートの重みは非常に重くなる。我々は提示される情報以外にも今までの情報を元にいろいろと読み取るわけである。

Kanon問題

もはや実態のわからない問題である。 私の理解の及ぶ範囲で説明すると、 選んだヒロイン以外のヒロインの未来はどうなるのか という問題である。 どんなゲームでもわりと存在するのだが、Kanonの場合はルート入って奇跡が起こらないと死んでしまうヒロインが多いため強調され、 Kanon問題と言われる様になったのではないかと推測される。 転じて、なんのことかわからない問題という意味でも時々つかわれる。概念と化している気がする。


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Last-modified: 2020-03-07 (土) 09:04:57