此花亭奇譚

旅路を行くもの 寄っといで
黄泉路を行くもの 寄っといで

神も仏も物の怪も
あの世とこの世の憂さ忘れ
秘湯にお酒で骨休め


旅路を行くもの 寄っといで
黄泉路を行くもの 寄っといで

夢と現のあわいに建つる
ここはまほろば此花亭
知らぬもの無き狐のお宿

画像は公式HPよりお借りしています。(ライセンス大丈夫かな…?)
http://konohanatei.sakura.ne.jp/

文書情報

タイトル:此花亭奇譚
作者:天乃咲哉
出版社:一迅社
連載:百合姫S→百合姫
1巻:20100201発売
2巻:20100901発売
属性:百合、獣耳
http://prime.freespace.jp/palantir/img/yuri.png http://s3.amazonaws.com/imgly_production/2765634/large.png

どんな作品?

漫画というのは、作者がキャラクターを動かすものではなく、キャラクターの動きを作者が再現するものです。
これができている人は非常に少ないと感じておりますが、それを地でいっている作品の一つです。
私が普通に漫画を読む時に感じるのは、作者の意図です。それが悪いとは思いませんし、作者のやりたいことを成し遂げる作品ももちろん好きです。
(それが優れているのは城平京さんや岩明均さんでしょうし)
しかし、やはり一番優れていると思うのは、キャラクター達が勝手に物語を織りなすものです。彼らの行動は私の想像力を凌駕し、新鮮な体験をさせてくれます。

この作品は、登場人物の行動原理が非常に綺麗に表現されています。
基本的には日常のまったりした時間を楽しむ作品なのですが、旅館に勤め始めた柚でさえ、私がやることは何で、じゃあどうしようという行動を起こします。

百合+獣耳で、よい作品に触れたいと思う方は是非触れてみてください。

第01話 星を落とす

第02話


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