穢翼のユースティア辞書 †
悲劇は往々にして不条理なものだが、
これほど不条理という形容がしっくりくる悲劇もなかった。
その日、この都市の一角が多くの人命と共に大地へと崩落した。
犠牲者に一切の区別はなく、ただそこにいたという一事だけが、彼らの命を奪った。
なぜ死なねばならなかったのか。
無数の死に何の意味があったのか、
答えはなく、残された人々に与えられたのは、輪郭のない茫洋たる喪失感だけだった。
後に<<大崩落>>と呼ばれる悲劇だ。
いつの日か、この都市に陽が差す時が来るのだろうか。
陽炎が如く揺らぐ世界で
少女は幻想を抱き眠る
あ行 †
アイム・アストレア 人名 †
主人公カイム・アストレアの兄である。
知力腕力共に非常に優れた人物であり、幼い頃からカイムにとっては目の上のたんこぶである。
実際は能力があるが故に母親に期待され、それに答えねばならぬ日々を送っていた。
期待に答える必要のない弟のことを普段は疎ましく思っていたが、再開時には成長を期待し、答えは違えど導き手となった。
→ルキウス
アイリス 人名 †
娼婦その3
元貴族で、ギルバルト執政公の粛清により身分を剥奪された。
カイムいわく"諦めている"
昔羽つきが知り合いにいたらしい。
ギルバルト執政公失脚後に、リシアから貴族の地位の復活を持ちかけられるが、断っている。
イレーヌ 人名 †
聖女の通称、この項では通称としてのイレーヌと第29代イレーヌについて扱う。
この物語において聖女になるということは、初代聖女イレーヌの名を受け継ぐということである。
第29代聖女イレーヌがこの時代であり、盲目の聖女である。ただし聖域の範囲内では目が開きものを見ることができる。
盲目になったきっかけは熱病であると言われているが、実際は聖女の生贄システムを悟った時に光を失った。
天使の力なのか自分の意思なのかは不明である。
はじめは完全に光を失ったが、天使の力により聖殿内部でのみ見えるようになった。
※後の視力復活も考えると自分の意思であると考えられる。
トラジェディアの光が遠隔で見える。
これは寝ている時でも夢という形で見ることが可能であるが、起きている時でも見ることが可能である。
聖女としての力なのかもしれないが、聖女自体はただの女性であるので、第29代イレーヌ独自の能力であると考えられる。
その力の源は初代イレーヌの血筋から来ていると言われている。彼女の本名はコレット・アナスタシアであり、初代イレーヌの本名はイレーヌ・アナスタシアである。
この点については正直いくらか疑問が残る。イレーヌ・アナスタシアの項で詳しく書くが、初代イレーヌは聖職者であり、そのまま天使になったため、直系の血筋はいないはずである。
また、天使となる以前の初代イレーヌの血筋ならば天使の光が見えるという超常能力があるとは思えない。
※邪推になるが、もしかしたら第29代イレーヌもユースティアと出自を同じくする天使の子供なのかもしれない。ただ、苗字がしっかりあるところからいまいち信ぴょう性はない。
特技として琴を弾ける。牢獄でも生きていける程度の腕前らしい。
食事は潔斎食であり、毒見をされた冷めたものであり、不満に思っている。これも聖戒に定めらた事項であり、神聖を守るために必要であるらしい。
"天にまします我らが神よ、願わくば御名を崇めさせ給え"
"この地に遣わし給うた天の申し子よ、その力漲らせ天に浮かばせ給え"
"我らに日用の糧を今日も与え給え"
「普段は聖女様と崇めておきながら、私が信仰の末に辿り着いた言葉を信じない」
「でも都市だけは浮かせておいて欲しい」
「傲慢な物言いだとは思わないのですか?」
駆け引きがいちばんうまいのってこの人じゃないの?
盲目の原因は熱病と言われているが、実際は聖女の生贄システムを悟った時に光を失った。
本名コレット=アナスタシア
不触金鎖の先代は28代イレーヌから親書を受け取っている。
なお、28代イレーヌは大崩落の責任をとって外界へ下った。
イレーヌ・アナスタシア 人名 †
最初の聖女にして、人の身にて天使になりしもの
500年前、大地の混沌を浄化するために神に祈り天使となる。
ノーヴァス・アイテルは罪人の乗る沈むべき方舟
ユースティアはクルーヴィスの腹を借りて生まれたイレーヌ・アナスタシアの子供
大崩落で放出した力はユースティアを生むために使われた
神話は王が作り出し、聖女システムも王が創り上げた
大崩落が起きた時点で既にノーヴァス・アイテルを存続させる意思はなくなった
イレーヌは動けないので、変わりにユースティアを創り上げた
ヴァリアス・メイスナー 人名 †
近衛騎士団の団長である
凄腕に騎士で、狂化したガウと相対できるほどの実力の持ち主
大局を見定め、誰かに尽くす。騎士の鏡のような人物である。
ギルバルト失脚の折にははじめは傍観を決めているが、リシアの決意に絆され味方に付く。
ヴァリアスの妻はギルバルトの娘であり、個人の立場として非常に苦しい立場に立たされていた。
リシアのことを幼い頃から指導しており、王者としての教育を行なってきた。
立ち絵がでかい
最終ルートでは、狂化したガウと一騎打ちをし、相内となり命を落とす。
ヴィノレタ 施設名 †
メルトが切り盛りする牢獄の酒場
スマイルは1000金である。
昔は10金で売っていたが、べナルドが支払うと言い出し1000金となった経緯がある。
笑顔はお金じゃ売れないのよ!
ティアもここで働くことになる。
もともと手持ちぶたさになると落ち着かないティアにはいい職場だったと思われる。
牢獄では火酒がないとやってられないらしい。
カイムとジークの癒しの場
羽化病 用語 †
いつのまにかかかっているらしい伝染病である。
聖堂でも上層でも下層でも牢獄でも、時と場所を選ばず発症する。
大崩落の後に発症しはじめる。これは、大崩落時に天使の力が外部に漏れ、それが暴走した形になる。
具体的な症状については羽が生える以上のことは描かれておらず、死の病というわけでもないと思われる。
ただし、かかったものは治癒院に送られる。これは天使の力の抽出のための人体実験をされるためであり、本来は治療の必要もないような気がする
作中では伝染した様子は描かれていないため、本当に伝染するのかは不明である。もしかしたらこれも治癒院が広めた嘘かもしれない。
羽の色は通常黒い、天使の力と人は随分相性がわるいようである。
羽から生成される「福音」で、一時的に強大な力を得るが、内蔵から体はボロボロになる。
ただし、生命機能も強化されてるため、少しくらい内蔵は失っても死にはしない。
エリス 人名 †
幼い頃は両親に人形として育てられ、暗い中で不十分な食事しか与えられなかった。
人形として以外の行動をすると、罰せられるため自己防衛のためそれに従っていた
エリスの存在は不触金鎖すらつかめておらず、その存在を知らずカイムは両親を暗殺している。
隠し扉に閉じ込められたエリスはベルナドにより発見され、娼館に売られる。
このためベルナドはエリスのことの顛末を知っている。
娼館に売られた直後カイムに身請けされる。値段は不明
※これがいつのことだかイマイチ分からないし、エリスがどういう影響を受けて何年育ったかも不明。こんな性格になったのはカイムの影響?
初めは包帯も満足に負けなかったエリスが医者を目指したのはカイムの勧めである。
カイムはエリスに人として自由に生きて欲しかったが、それがどういうことか分からないし、分かりたくないエリスは拒否し続けてきた。
物語開始当初は普通にカイムを愛している医者として働いていたが、対して金銭も受け取らず、気に入った人しか治療しなかった。
カイムがエリスの受け入れを拒否し続け、さらにティアをかくまうといった理解できない行動を取りつづけた影響で、段々と精神が退行してしまった。
カイムがエリスと暮らすことを選んだのに、エリスの受け入れを尚も拒否し続けたことでおかしくなってしまい、自傷したりわざと失敗したりとカイムの気を惹こうと動く。
これもやはり失敗し、ベルナドの奸計に乗る形で不触金鎖を裏切り、ベルナドに情報を提供しジークを殺そうとするが、精神が退行したエリスはほとんど役に立たなかったらしい
最終的にカイムを殺そうとし、カイムもそれを受け入れるが、エリスがそんなことできるはずもなく、一人間として生きていく道を選ぶ。
それでもカイムへの思いは消えず、聖堂まで第29代イレーヌに文句を言いに来たり、巷で噂の医者となって国王の治療を試みたりもした。
最後は自分をカイムから買い戻し、本当の意味で自由を手に入れる。
※ティアを失ったカイムを支えられるのは多分エリスだけだと思いますが、どうなるのやら
※理由はわからないが最も成長した人の一人ではないかと思う。ただ、エリスが成長する理由とかきっかけとかかなり薄い
以下Tips
耳が弱いらしく、メルトにはからかわれる。
男の気を引くための技術という本を読んでいるらしいが、どこで発行されて誰が書いているのやら…。
(カイムに)怒られるのが好き
・どんな人にも生まれてきた意味があるなら
・私は人じゃないってことなんだ
オズ 人名 †
加虐思考
ジークの腹心
ジークを信頼しており、ジークの言うことはきっちり守る。
基本的にはカイムに対しても尊敬の念を抱いているが、ジークに忠義があるため、場合によっては嘘をついてイレーヌをかくまったりもしている。
不触金鎖に忠誠を誓っており、作中では数少ない信頼できる人物の一人である。
ジークと同じく牢獄のことを考え、牢獄のために動く
恩賜の剣 用語 †
フィオネの家の誇り
清廉潔癖とされたフィオネの父が退団したときに贈られたもの
黒羽を躊躇させるために使われた
終わりの夕焼け 用語 †
→トラジェディア
か行 †
解放 用語 †
任意の地点を落下させる機能
メルトが落ちた時の崩落もこの解放で行われた意図的なものである。
最後の決戦にも最終兵器として使われ、反乱軍を地上にたたき落とした。
土地がなくなるので諸刃の剣である。
第29代イレーヌの自決式典で行われた崩落は解放であるが、それ以外の崩落が解放なのかは不明である。
しかし、狙って牢獄ばかり落ちているので大崩落も含め解放なのかもしれない。
よく考えると、第29代イレーヌの自決式典で、ルキウスがあたかも解放の機構を操っているように言っているが、この時点では制御を行う塔にルキウスは入れないはずであり、矛盾している。
可能性としては、ギルバルトが行ったか、システィナが行ったということが残る。
カイム 人名 †
不触金鎖と仲がいいものの、いちいち構成員の名前は覚えてない。
子供の頃は殺人をしていた。
父親はいない
ナイフの腕は非常に高く、フィオネを凌ぐほど。
といっても、フィオネも形式ばった戦い方なので、カイムとは相性悪いのかも
下層出身とは信じられないくらい独善的な性格
リスクやリターンを考慮しないで動く感情派に見える
グランフォルテ直後は文字通り泥水をすすって生きており、物乞いをしていた。
飯を種に男に騙され、男娼として娼館に売られる。
殺人者の時代にエリスの両親を殺している。
その時はエリスがいるとも知らなかったようである。
もう鞭打ちされるのは趣味の範疇である。
エリスやリシアの変わりにペチペチ叩かれている。
主人公というか導き手、本人は随分甘っちょろいが人には優しいらしい。
リシアの見立てでは虚無的で打算的で冷徹らしいが、個人的にはちょろあま
双剣使い
ガウ 人名 †
カイムやシスティナを襲った狂人
バルシュタインの狂犬と呼ばれ、ギルバルト執政公の犬である。元は孤児で牢獄出身。幼少期時代は暗殺業を主に行っており、カイム同様、蛆虫が混じったような泥水をすすって生きてきた女。しかし、忠義は皆無に等しい
リスクアンドリターンであり、継続して殺人ができたり、やたら強い人と戦えるので従っていたと考えられる。
めちゃくちゃ強く、1対1ではヴァリアスと並ぶ強さである。カイムやシスティナやフィオネは圧倒される。
最後は福音にて力を得るも、副作用で自滅しつつ、ヴァリアスに引導を渡される。
改革派 用語 †
ギルバルト執政公の独裁を破ろうとする貴族たちの同盟である。
ルキウスが指揮しており、主に若い貴族で構成されている。
まとまりはそんなに強くないのか、改革派に名を連ねる貴族の一部から改革派として戦う証である血判状を取り返そうと刺客を差し向けられたりもしている。
数は近衛騎士団を除いた、ギルバルト側の貴族と戦えるほど集まっていた。
物語中には特にからんでこない。
下層 用語 †
特別被災地区とは別の場所
フィオネは個々に住んでおり、羽狩りの詰所もここにある。
意外なことに下層に関してはあまり説明もなく、物語の舞台にもならない。
ここでも羽化病になる。生き残るためには牢獄に下るしかないらしいが、どういった意味かは不明である。
伝染病であるため仲間内に殺されるか、治療院に連れて行かれることは死亡することを意味していると多くの人が認識しているか
貴族 用語 †
なんとか・フォン・なんとか
各地でお薬をさばいていたりもするらしい。
世襲制
各貴族の間で公共事業を請け負っている。
城での定例会議があり、すべての貴族が参加する。
→ルキウス
→ギルバルト
→リシア
→システィナ
→ネヴィル
→クルーヴィス
→ヴァリアス
→ネスティール
→メルヴィン
元貴族
→アイリス
教会 用語 †
教会の印があれば値段はつくがなんでもどこでも流通させられる。
この世界を浮かせている聖女への信仰心はどこでも強いのである。
組織としては結構大きいらしく何人も聖職者がいる。
聖職者も聖女と同じく聖戒を守る必要があり、質素倹約な生活を送っている。
上層に巨大な聖堂があり、そこが本拠地となっている。各地に小さな教会があるかは不明である。
また、小さな祭壇のようなものが各家にあるようなものでもなく、本当の意味で信心深い信者はいないのかもしれない。
聖戒は初代イレーヌが定めたとされているが、実際はうまく聖女システムを運営するために王家が定めたものなのかもしれない。
→イレーヌ
→イレーヌ=アナスタシア
→ラヴィリア
→ナダル
ギルバルト 人名 †
執政公であり、ノーヴァス・アイテルの政治の頂点に立つ男
現在のノーヴァス・アイテルは王が病に伏しているため、事実上の最高権力者
次代の王であるリシアはまだ幼く、政治を行う能力がないため実権はほぼギルバルトにある。また、リシアに嘘の情報を流したり、負い目を感じている王を代弁したりし、政治的能力を得られないようにしている。
ネヴィル卿が執政公の時代は、それをサポートしていた。
しかし、ネヴィルが天使の力を引き出すためにギルバルトの想い人であるクルーヴィスに対し人体実験を行ったことから狂い始めた。
それ以降クルーヴィスを蘇生ためだけに動きはじめる。
まず、ルキウス(本物)を人質にとりネヴィルを引退させ、天使の力を制御する塔の機能独占した。
その後、天使の力をクルーヴィスに注ぎ込み蘇生させようとするが、失敗に終わり結果大崩落が発生する。
また、システィナの養父であり、ヴァリアスの妻の父でもある。
システィナはスパイとしてネヴィル家に侵入していた。
最終的には、ルキウス・カイム・システィナに塔にて倒される。
金貨 用語 †
銀貨何枚分でしょうね?
・10=メルトのスマイル(ベルナドなら見栄のために払える額)
・200=ジークの隠れ家の情報
・500=ティア身請け代
・600=ティア身請け代(最終章にて)
・1000=ジークの命(安いな
・1000=メルトのスマイル(お金じゃ買えないの)
銀貨 用語 †
だいたい一食分?
・リリウムのお手伝い:薬の小役人捕縛
・お薬一包み
空葬 用語 †
遺体をノーヴァス・アイテルから地上へ落とすこと
牢獄での葬式はこれで行われる。また、死刑もしかり。
恐らくノーヴァス・アイテルは埋葬する土地もなく、焼却する施設もないのであろう。
また、大崩落で精神が不安定になり死んでいった者たちを追いかけて自ら飛び降りるものもいる。
薬 用語 †
中毒性のある薬
黒羽の出現と同時に精製施設が炎上させられている。
この施設は毒殺用の薬を作る施設だった
福音だけでなく、白い薬も存在する。
主に貴族が流通させ、小遣いを稼いでいるものと思われる。
グランフォルテ 用語 †
十数年前の出来事
カイムの人生を狂わせる発端
人災であり、ギルバルトが天使の力をクルーヴィスに集中させたことに依るものである。
カイムとアイム(ルキウス)は母親を失い、共に牢獄に落ちる。
カイムはそのまま牢獄で生きることとなり、アイムはネヴィル卿に拾われルキウスとして生きていくことになる。
ユースティアはこのときに誕生した。
また、牢獄はこのときにでき、ジークの親でありボルツは不触金鎖を立ち上げ牢獄の安定を目指した。
クルーヴィス 人名 †
ギルバルトの想い人
ネヴィル卿に実験体にされ死亡する。
これ以後ギルバルトは全てを投げ出し妻であったクルーヴィスの蘇生に打ち込むことになる。
リシアがこの名をギルバルトの前で口にした際、彼は普段リシアに(建前上ではあるが)忠誠を誓っているにもかかわらず、一瞬ではあるが虫ケラを見るような目で睨んでおり、上下関係があろうともあまり他人には触れられてほしくなく、この名前の出処を気にしていた。
クローディア 人名 †
懸命に奉仕して誰かに身請けをされようとしている。(カイム談
リリウムで最も人気のある娼婦
夜はドS
黒羽 用語 †
フィオネ編のボス
ラングが騙っていたものと、
本物の獣がいる。
ラングは羽狩りしか知らない情報を使いすぎたためカイムにに目星をつけられ、
最終的にはフィオネが印をつけた羽を持ちだしてバレる。
本物の正体はフィオネの兄、
治癒院に忍び込み、内情を探ろうとしたものの末路であった。
火事は黒羽が起こしたものではない。
製薬所と治癒院の繋がりは不明、恐らく輸送されたものだと思われる。
最後は理性を取り戻し、フィオナに自分を恩賜の剣で斬らせる。
外界 地域名 †
ノーヴァス・アイテルでない地域
外の世界であり、ノーヴァス・アイテルは500年前にそこから飛び去った。
混沌が満ちていると言われており、後半のノーヴァス・アイテルには外界からその混沌が伸びており、それに触ると火傷する。
ノーヴァス・アイテルが移動していないのなら、ノーヴァスアイテルが飛び去った周辺に死体が大量に存在するはずである。
国王 人名 †
ギルバルトにより薬付けにされており、ほとんど意識がない。
リシアの実父ではなく、義父である。しかし、リシアには同じように愛情を注いでいた。
リシアには厳しく接していたが、それは王としての責任を教えるものであった。
「王は全て国民の父である」
そのためにリシアに贔屓して接することはできなかった。
ヴァリアスにリシアへの言葉と天使の制御塔の鍵を預けており、エリスの治療にかかったときにそのことをエリスに伝えた。
幼いリシアから花冠をもらっており、それを王冠の内側にはめていた。
実は立ち絵があったが、本編中には登場せず、おまけシナリオでのみの登場となる。
花冠って枯れないの?
コレット=アナスタシア 人名 †
第29代イレーヌの本名
孤児出身、拾われる前はラヴィと放浪していた。
アナスタシアは初代イレーヌと同じ名字であり、どこかにと血のつながりがあったことを示唆しているとも考えられる。
しかし、いまいち納得いかないので、イレーヌの項にて少し触れている。
ラヴィとは姉妹のような関係であるが、聖女になるに当たり徐々に関係がおかしくなりはじめた。
親友であるラヴィと従者であるラヴィの境界が曖昧になってしまったためだと思われる。
竪琴を弾くのはラヴィとの絆を失わないためであり、その曲はラヴィと放浪していたときにラヴィが弾いていた曲であった。
牢獄でラヴィの飛び降りを救おうとするときに目に光が戻る。
実はこのラヴィの投身は茶番であり、コレットが暴走したためラヴィの命すら危うかった。
牢獄に降りてもティアの力の様子が分かり、それを天使の言葉と勘違いしている。
その後、天使から言葉を難度も聞き、最後は自分を救世主として王家に立ち向かった。
初代イレーヌはコレットについて一切触れていなかったが、割りと小間使いにしてる気がする。
さ 行 †
サイ 人名 †
不触金鎖の若い衆その1
不触金鎖への忠誠はあるようだが、いかんせん血気盛んでジークを振り回している。
ベルナドに挑発され、手下をつれベルナドに立ち向かうが、手下の中に期待していた新人が裏切りを働いたため、襲撃に失敗する。
エリスルートでのみ登場するが、ベルナドに拷問にかけられジークに介錯される。
シェラ 人名 †
我々の業界の人=ドM
不触金鎖が経営するリリウムの娼婦である。
下層から来た客に薬を掴まされ、リリウムから逃亡をはかるがそんな簡単には逃げられないのがリリウムである。
挙句の果てにカイムを殺そうとするが、エリスに阻止される。
最後は首を括った。
ジーク 人名 †
不触金鎖の頭で、カイムとは兄弟のような関係。普段は冗談めかした口調で話すことが多いが、シリアスな場面では非常に冷静で、公私がはっきりしている。最終章では牢獄の民衆を扇動していたため、牢獄ではかなり顔の広い人物。
システィナ 人名 †
牢獄で見回り?何を?
副官さん
ギルバルトの娘
ギルバルトがルキウスの監視役として派遣していた。
が、ルキウスに惚れ込んでおり二重スパイとなっていた。
シグ 人名 †
元不触金鎖所属
エリスルート中に裏切り、配下20人弱と風錆へ
その後どうなったかは不明だが、風錆へ下った人への罰は少なかったので、また不触金鎖に戻ったのかもしれない。
娼館 施設名 †
読み方はリリウム、牢獄にはいくらかあるらしいが舞台としては不触金鎖所属のものしか登場しない。
夢を売る場所なのさ!
牢獄で一人で生き残ることは難しく、女性であれば恭順していれば死なないことは確保されるので、あながち悪い施設ではないのではないかと思う。
娼婦 用語 †
リリウムに勤めている女性のことである。
カイム曰く、娼婦には
・諦めている
・身請けを狙っている
・頭のネジを外している
という人種しかいないらしい
実際には夢を見て逃げ出そうとしている人などもいるので、これだけに収まらないと思われる。
過去をでっち上げて牢獄より下層・上層の男を騙したりもする。意外と頼もしい
上へ出張もあるもあるらしい。こういうことができるのは娼館の屋台骨として不触金鎖のような流通組織か力のある組織がないとできないので、一部の娼館のみ行えると主荒れる。
→クローディア
→アイリス
→リサ
→シェラ
元娼婦
→エリス(カイムが即身請け)
→メルト(ボルツが身請け)
→ティア(カイムが即身請け)
上層 地域名 †
貴族が住む地域、ルキウス亭がここにある。
恐らく聖堂も王城ここにあるが、上層の上部にあるという印象である。
物語終盤はほぼ上層で物事が起きる。
下層と上層に明確な隔たりがあるわけではなさそうなので、階級の違いだけなのかもしれない。
上納金 用語 †
結構な額である。ヴィノレタも不触金鎖に上納金を納めないとならないらしい。
神話 用語 †
「
遙か大昔、この世界は神が天使を遣わして作ったという。
人間は天使の力を借り、大いに繁栄した。
人々が神に感謝の祈りを捧げているうちはよかったのだが、それを忘れたとたん、神は機嫌を損ねて天使を引き上げさせてしまったらしい。
その結果、世界は混沌の濁流に飲み込まれてしまった。
多くの人間が死んでいく中、敬虔な聖女が神に許しを請う。
神は聖女と、彼女の信者を許し、都市を浮かせて命を救った。
それがここ、<<ノーヴァス・アイテル>>だ。
」
聖女 用語 †
→イレーヌ
都市を浮遊させる象徴
実態は生贄というほうが正しい
都市に異変があったときに、すべての罪を背負い大地に落とされるための存在
聖戒 用語 †
初代イレーヌが決めた戒律事項
と、されているが実際初代イレーヌは天使の力を利用されるために貼付けにされているため、もしかしたら王家が作ったものかもしれない。
そうでないとすると、イレーヌ天使化から、貼付けになるまでの短い時間で作られたものとなる。
質素倹約で信仰心を高めるための戒律であり、王家が作ったにしては宗教っぽいものとなっているので、イレーヌが定めた線も否定しずらい。
聖鋳金貨 用語 †
一般には流通していない貨幣で、教会からの報奨などに用いられる特別硬貨
カイムはティアの事件の翌日に、ティアを探しに来た第29代イレーヌさんからもらった。
牢獄で使えるかは不明
;
・迷い修道女の案内
・金貨10枚の価値
・ラヴィのお給金はこれで支払われている。
どう考えても10年も聖堂にいないラヴィがあれだけお金を持っているのはおかしい気がする。
た行 †
大崩落 用語 †
→グランフォルテ
ダボ 用語 †
アイリス「知るかダボ」
このダボハゼがぁ!
私達の業界ではご褒美です。
特にここに載せる理由はありませんが、なんか勢いで…
Wikipedia:ダボハゼ
ノーヴァス・アイテルにも魚はいるのね!
治癒院 施設名 †
羽付きを治療するための施設…とされているのだが?
その実態は羽付きの実験場であり、送られた羽付きのほとんどは殺されている。
羽化病は天使の力の蔓延であり、その力を別の形に変えるための実験である。
しかし、人間宿った天使の力は黒くなってしまい本来の用途に使えない。
最後は骨と皮だけになった状態で、羽をむしりとられ外界へ落とされる。
天使 用語 †
人を見捨てて神へ下った存在
しかし、天使となった初代イレーヌがノーヴァス・アイテルの心臓部分にてひたすら都市を浮かせている。
風の影響を受けないこと、井戸の水が涸れないこと、耕地面積に比して食料が豊富に生産されること、生きるために必要なこれらのことは全て天使の加護であった。
コレットに呼びかけていたのも、ティアを諭していたのもこの天使(=初代イレーヌ)である。
銅貨 用語 †
・3=林檎飴
10円玉程度?
トラジェディア 用語 †
グランフォルテの予兆、紫色の光。
実態は天使の力の光である。
ティアがこの色に光るのも、天使の力を発現した時のみである。
ノーヴァス・アイテルの動力ともなっているため使い過ぎは厳禁。
しかし、ギルバルトによりもう使いこまれており、残りは少ない。
特別被災地区 地域名 †
通称:牢獄
周囲から隔絶された都市の底
グランフォルテにより生じた断崖絶壁をがこの地形を生んだ
不触金鎖の創始者が縄と籠で物流を作った。
雨が降ると都市の水がここにたまる。
どうやら水が沈着しないらしい。水不足とかにはならないのかね
更に境界より遠い所では無人の家が大量にあるらしい
天使の力が失われた時に一番初めに落下させるためのスケープゴート
な行 †
ナダル 人名 †
神官長
聖人というより、政治家
政治家というより、政治屋
ギルバルトとの接点もあるため、教会のシステムに恐らく気づいており、信仰心は恐らくない
ただ平和は望んでいるらしく、聖女にはそんなに悪い対応をしていない。
聖女のお付きであるラヴィには強く当たり、かなり厳しい対応をしている。
庭師の老人 人名 †
古くから城に勤めている老人
リシアや国王と交流が深い
リシアのことを思う人の一人であり、ヴァリアスと共に協力してくれる。
カイムのことも信頼しており、ルキウスが指名手配されたときでもカイムをリシアの元へ案内した。
また、幼いリシアと遊んでいたのもこの人であり、花冠の作り方を教えている。
リシアが即位後は引退した。
ネスティール卿 人名 †
謀反を起こして捕まった貴族
名前のみ登場である。かわいそうに
粘液 用語 †
黒い粘液、皮膚を焦がし死に至らしめる。
外界から現れる。羽つきの怨霊
天使の力で浄化が可能
ノーヴァス・アイテル 用語 †
聖典に曰く、神に選ばれたものが乗る聖なる舟
神話によると500年前から浮いている。
実際も500年前から浮いている。初代イレーヌが天使となったのが500年前で、同時に浮きだした。
天使の力により、大きな問題は意識しないでも済むようになっている。自然の生命力は非常に強化されており、栄養のないでも普通以上に育つ。
また、水も無制限供給になっており、通常の状態では井戸が枯れることもない。
は行 †
羽狩り 用語 †
組織の名前
防疫局とともに10年前にできあがる。
羽付きが生まれたのが十数年前であり、大崩落直後の出来事である。
奇しくも重なっていたが、これをプレイ前に気づいた人はいたのだろうか
防疫局含めた羽関連の組織は全てギルバルトのマッチポンプであると言える。
羽つき 用語 †
羽化病により羽を持つ人々
大崩落後に出始めた
天使の力の余剰が人間に流れ込んだときに起こる病気であり、死の病というわけではなさそうである。
そもそもまだ発生してから10年経っていないのでよくわかってないのでは?
火酒 用語 †
つよーいお酒
牢獄ではこれがないとやってられない
ヴィノレタでの定番メニューであるが、カイムはいくらのんでも酔ってないように思える。
広場 地域名 †
下層と牢獄を結ぶ集会場
イベント会場にも砦にもなっており、イレーヌの演説はここで行われる。
牢獄でも聖女信仰は強く、統制するのに便利であるらしい。
フィオネ・シルヴァリア 用語 †
羽狩りの隊長
元防疫局強制執行部特別被災地区隊の隊長。現副隊長。
毎日日記をつけている。夜の日記はヒドイらしい。
備忘録もつけている。
兄クーガーは防疫局で殉職したと言っていたが、その実は夜中突然に姿を消した。その後黒羽となってフィオネの前に現れる。
父は羽化病にかかり治癒院にいった
治癒院へ大量の羽付きを送り込んでいたことは、ただの大量虐殺の幇助であった。
正ルートではカイムに復讐心を植えつけられ、生きる気力とされる。
その後は防疫局内部に残り、カイムが知りえない情報を探ろうとする。
カイムの気付けに気づいているんだかいないんだか分からない。
風錆事件のときは羽つきをかくまっているとの理由で風錆内部に突入する。
その後もカイムと度々顔を付き合わせるが、あまり振り切れていないようである。
ラスボスであるガウとの戦闘にいないせいで戦闘要員としてどうかと思う。
最後は牢獄側にたち、システィナと相対するが、狂化したシスティナには手も足もでなかった。
風錆(ふうしょう) 用語 †
不触金鎖の商売敵
ベルナドが立ち上げた団体
磨いても磨いてもいつの間にかついてしまう錆のこと
若い衆は不触金鎖より多い
不触金鎖を目の敵にしており、潰そうと画策している。
福音 用語 †
黒の薬
羽つきの羽から生成される
処方すると苦しんで死ぬが、ガウやシスティナが使用した際には体を壊し、目を充血させながらも肉体が強化された。
覆面の男 用語 †
ティアが逃げ出した夜に羽狩りを襲った男
まぁカイムですが
正々堂々とした立会はせずに、急所以外を狙うなど芸達者
にしても非のないフィオネを問答無用で刺すとかカイムさんさすがっす
不触金鎖 用語 †
ボルツ・グラードが立ち上げた組織、牢獄のインフラを整えるやーさんである。
今はジークが頭を引き継いでいるが、それに際し事実上のNo.2であったベルナドが抜けてしまっている。
ベルナドは風錆を立ち上げるのだが、それに不触金鎖のメンバーが若い者を中心に引き抜いている。
浮遊都市 用語 †
→ノーヴァス・アイテル
防疫局 用語 †
羽狩りを有する。
部隊長はフィオネであったが、黒羽事件の事後処理でフィオネが副隊長になり、局長のルキウスが隊長となった。
組織は10年前にできたようで、同時に羽狩りができていることから羽つきに対してのみの組織であることが分かる。
治癒院とは管轄は別で、治癒院はギルバルトが直接みている。
ベルナド †
風錆のボス
先代の時代の腐食金鎖の副頭45歳前後
ジークへの忠誠心は低く、5年前に不触金鎖を離反
金払いがよく、その点では信頼されているようである。
メルトに気があったようだが、恋愛感情というより劣等感の払拭に使われている。
カイムがエリスの両親を暗殺したさいに、エリスを発見したのがベルナドである。ことの顛末を知っているベルナドはカイムを鬼畜呼ばわりしてる。
先代の隠し子 召使いとの間に生まれた。
年から考えて、先代は随分やんちゃだったようである。
最期は不触金鎖により外界へ落とされる。
ボルツ・グラード 人名 †
ジークの親、不触金鎖の創始者
大崩落直後の牢獄をまとめあげ、インフラを確立した。
今の牢獄が適度に秩序を保っているのはこの人の影響が大きい。
故人
ま行 †
御子(みこ) 用語 †
天使の御子、ティアのこと
御子とは子供のこと
第29代イレーヌがティアが天使の力を発揮するところを遠見し、それを天使の御子と完治がしたものである。
実際にティアは天使の娘といってもよく、イレーヌは間違っていなかった。
無反射加工 用語 †
闇に紛れるには必須。
金属を反射しないようにする処置である。
どうやっているのかはわからないが、技術レベル高きような気がする。
メルヴィン=ディス=ルーセウス 人名 †
貴族
詳細不明
メルト 用語 †
博愛主義者
もともとは娼館で働いていた。
ヴィノレタの店主。
羽狩りの子を逃がしたりもしている。
最期はヴィノレタごと崩落に巻き込まれ死亡
この崩落はルキウスによってもたらされた開放であることが示唆されているが、このときルキウスが塔に干渉できたとは考えにくい
や行 †
ユースティア 用語 †
羽つきの少女、通称ティア。死にそうになった時に羽が宿り一命を取り留める。
羽は白い
他人に隷属して生きてきた人間の顔をしている
親がわからず、ユースティアという名前も本名かわからない
前は上層にいた。貴族ではなく、召使のような立ち位置であった。
いやしんぼ、はらぺこきゃら
500金で買える。
妙に打たれ強い。
生まれ持った使命を持っていると自覚している。これは、天使から夢で言われていることである。
羽つきを癒す力を持っている。
その時の光はトラジェディアのものと同じ
全て天使の力の発現である。
ティアが生まれたのは大崩落と同時期であり、クルーヴィスの体を借りて生まれた。
天使である初代イレーヌが力のほとんどを使いティアを生んだため、都市の機能が著しく低下してしまった。
また、ティアを生んだ副作用か、クルーヴィスを蘇生しようとした副作用かは不明だが、このとき同時に羽化病も発生するようになっている。
ら行 †
ラヴィリア 人名 †
わがまま聖女の小間使い。
物語冒頭で牢獄の調査に来ていた。このときカイムに出会い道案内をしてもらう。
唐突にラヴィリアがティアを訪問しにきたのは、福音を燃やす時にイレーヌがティアの様子を正確に捕捉したからであろう。
聖女を諌めるのが仕事らしいけど、それなんかおかしくね?
羽つき
聖教会に来た頃から羽が生え始める。それからずっと大きくなる前に切り落としていた。
一見すると羽は白、しかし人間につく以上黒のはずであるが…。
第29代イレーヌ候補
主候補だったにもかかわらず、コレットにその重責を投げたことに負い目を感じている。
ラング 人名 †
副隊長
教会筋の人間
天使を模倣する羽つきに恨みを覚えていた。
その結果、黒羽を模倣した羽つき狩りという凶行に及ぶ
最後には首を掻き切り自殺した。
リサ 人名 †
娼婦その1バカ、さすがピンク
頭のネジを外して現実から目を逸らしてる。(カイム談
頭が弱い
頭が可哀想
ツッコミ担当、 あ、夜は(ry
リシア=ド=ノーヴァス=ユーリィ 人名 †
城内から出たことがない、と自称しているが、実際は何度か抜け出している。
召使の格好をして洗濯やら掃除をしている。曰く、庶民の暮らしを体験したいらしい。
実際は母親と素性のわからぬ男の不義の子である。しかし、義父である国王は分け隔てなく厳しく接したようである。それがいいのか分からないが…。
カイムと出逢った当初は自分の意見のない非常に頼りない女性であったが、実際の状況を自分で見定めていくにつれ、王の器として成長した。
いささか急な成長であるように感じる。それでも割りとカイムには甘えたいようで、添い遂げて欲しいと申し入れている。
真面目に告白しているのは多分リシアさんだけである。
ちなみに、リシアルートはカイムがリシアに、実際を知り、自分で判断しろと言い続ける章であるが、ユースティアルートはルキウスがカイムに実際を知り、自分で判断しろと言い続けるルートである。
カイムさんしっかりして!
罹患者 用語 †
羽化病に患った人のこと
リリウム 用語 †
→娼館
ルキウス=ディス=ミレイユ 人名 †
防疫局局長、フィオネが全幅の信頼を置いている。
若いながらもやり手と言われる。
黒羽事件のフィオネへの処罰を、隊長から降格と同時にルキウスが隊長を兼任することで実質体制を変わらずとした。
大聖堂にも知り合いがいる
本気でノーヴァス・アイテルの組織を変えようとしてる。
考え方としては中庸の善であり、他作品になるがFateの衛宮切嗣やアーチャーと非常によく似た思想の持ち主である。
100人を救うために平気で99人を見捨てる覚悟がある。
「知ることだよ、カイム」
「知ることで、見える世界は変わる……良くも悪くもな」
牢獄 地域名 †
→特別被災地区
止まない風のないように
空を舞う鳥もやがては地へと落ちていく
いつかあなたは知るのでしょうか
永遠(とわ)に飛び続けるもののあることを
誰の背にもある崇高なる意思(つばさ)
飛んで下さい どんな不条理の嵐の中でも
高く遠く万象の理(ことわり)をも貫いて