はじめに

 本ページでは、もんむすくえすと(否ぱらどっくすRPG)についての感想を述べます。本作品はR18のRPG風ノベルゲームです。DQ風なファンタジーをメタ的に踏襲しており、勇者ルカが魔王を倒すためにその魔王と共に旅立ちます。魔王を倒せば世界は平和になると信じ、心身共に強くなっていく勇者ルカ、道中で魔王の心に触れ、モンスター娘達の心に触れ、徐々に心境は変化していきます。ルカは果たしてどのような結末を選ぶのでしょうか?

 制作はあのモンスター娘百欄で超有名なとろとろレジスタンス様です。モン娘に定評のあるとろレジさんということで色々と安心できますね。シリアスなシナリオを書くというイメージはありませんでしたが、もんくえではそちらにも期待できます。

公式サイト

 販売は例えば次のサイトで行っています。ここではDLsite様へのリンクを貼っています。
前章  ・中章  ・終章



前章

 物語の始まりから、シルフ・ノームとの契約までが行われます。

 魔王と一緒に旅をするというところ以外は忠実にテンプレートを踏襲した物語のように見せています。エロ同人ならではのお約束も多彩、ちょっとメタなキャラも居たりして楽しめます。

 前章・中章・終章では、一番の戦闘難易度を誇ります。シルフを覚えるまでは運ゲーも割りとありますし、多くの場合は初見殺しよりも確率で殺されることの方が多いです。NORMALまでは日本語が読めれば勝てますが、日本語を読むのは結構面倒くさいです。

中章

 中章はウンディーネとの契約から、魔王との対峙までが行われます。

 ウンディーネとサラマンダーの契約以降、不穏な空気がずっと佇んでいます。魔王を打倒することが本当に良いことなのか、過去の過ちの繰り返しなのではないのか…。あるいは、ルカの行動は強者の理屈であり、弱者を圧倒するだけのものではないのか、種族の壁、考え方の壁、いろいろなものとルカは戦っていきます。

 戦闘については消化試合感あります。初見殺しで弄ばれたあと、イリアス様に攻略法を教えてもらって倒す感じです。シルフとノームは使うべきか、瞑想戦法を取るべきか、即効するべきか…。  四天王戦はなかなか楽しいですが、最適行動が分からないとハマりますのでご注意を。困ったら明鏡止水→魔刀で削りましょう。

終章

 終章は魔王城での一件から、最後までが行われます。

 クッソゲスいドブ川をフルボッコにする物語です。魔族と人間の調和は望んでも、天使にはそれが当てはまらなかったようです。と言っても、天使は切っても復活するらしいですが…。どぶ川野郎は寂しかったからという理屈をつけて自己正当化しようとしてますが、いかんせん巻き込むものが多すぎて同情のしようもありませんね。

 ただ、プロメスティン関連については、なにか心にしこりが残ります。

 戦闘はほぼ消化試合です。明けの明星のアドバンテージが大きすぎて話になりません。ただ、明けの明星を当てられない試合もありますので、そこでは九重の羅刹を使いましょう。初見殺しが増えています。めんどくさい。


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Last-modified: 2020-03-07 (土) 09:05:02